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 インドシナの風物 -ヒンタ-

 

 ヒンタとは伝説の怪鳥を指します。これは金属製の鳥型分銅(写真上:左=高さ5cm、右=高さ3.5cm)で、その昔、阿片などの重さを量るのに使われました。小さいものから大きいものまで、5〜7段階の大きさがありますが(写真のは中位)、たまに極端に大きいもの(5kg位)も見かけます。

 その殆どはビルマ(ミャンマー)製ですが、本国はもとより、周辺国にも広く伝わっており、インドシナの至る所で目にする事ができます。タイやラオスには多く普及していて、骨董屋さんでよく目にします。
逆に本家のミャンマーでは、輸出禁止品になっているようで、店ではあまり見かけません。

 元々は「鳥」型から始まったものですが、時代を経るにしたがって「麒麟(写真下:高さ5cm)」も現れ、「象」や「馬」も作られました。時代による違いや、そのデザインの面白さもあって世界的に定着した人気があり、コレクターが多いようです。専門の書籍も出ています。
 ちなみに私は、「鳥型」よりも「麒麟型」が好きで、他に数個ありますが、各々細部が微妙に違います。いつも機会ある毎に海外の骨董屋を覗いては、良いのを探すのが楽しみです。